犬をいじめるため 犬に未知なる体験をさせるために買ったラジコンヘリ。そんな軽い気持ちで買ったのだがちょっとハマってしまった。そして遊んでいるうちに壊れてしまった。最初に購入したのは東京マルイのSWIFT。これを修理するためにいろいろ調べた結果、海外製で同じものが多数出回っていることが判明。
部品を購入するという方法よりも海外製の同等品から部品を取ることにし、追加購入をしているうちにいつの間にかコレクション化してしまった・・・。
そこでこれらの同等品について比較した結果をまとめてみた。尚、比較をする時点でSWIFTは破損が激しく、画像による比較が困難な箇所については、目視確認によりMAX-Zと同一であることを確認のうえ一部流用してある。
※ここに記載してある記事はマブが独断で比較した内容です。

■機体 大きな画像で比較
SWIFT MAX-Z Falcon-X Agilely Glider
東京マルイ SH メーカー不詳 メーカー不詳
3.7V 130mAh 3.7V 130mAh 3.7V 200mAh 3.7V 140mAh
40g 40g 43g 43g
約6000円 約3500円 約3500円 約3000円
USB充電可 USB充電可 USB充電可 USB充電可
過充電防止機能付 過充電防止機能付 過充電防止機能付 過充電防止機能付
いずれも2010年3月中旬に購入した。
SWIFTは店頭購入。MAX-Z、Falcon-X、Agilely Gliderはオークション落札で送料を含んだ値。
SWIFTとMAX-Zの外観はまったく同じ。Falcon-X、Agilely Gliderも若干の違いがあるが基本的な構造は同じ。Falcon-Xのバッテリーが大きくこれが4機中もっとも重い原因と思われる。Agilely Gliderが重いのは不明。

■プロポ 大きな画像で比較
SWIFT MAX-Z Falcon-X Agilely Glider
SWIFTとMAX-ZとAgilely Gliderの上昇/下降レバー(左レバー)にバネが入っていて、力を抜くとメインローターの回転は停止してしまう。ただしバネは慣れると全く気にならず、操作性に問題はない。万が一墜落した際も手離せばメインローターの回転が停止するため無駄にメインローターを傷付けなくてすむという利点もあると感じる。
Falcon-Xの上昇/下降レバー(左レバー)にバネが入っていない。機体の重量があるため一定の高度でホバリングさせるためには微調整が必要だが、高度安定後は前進/後退/左右回転(右レバー)の操作に集中しやすい。また、プロポ上で機体のLEDを点灯/消灯をスイッチできるため無駄な電池消費を抑えることができる。
トリム(回転調整)はAgilely Gliderが最も扱いやすく、ゲームのコントローラーのように左右上のボタンで調整する。SWIFTとMAX-Zは右上にダイヤル式(左上にもダイヤルがあるがこれは動かない)。Falcon-Xは中央のダイヤルで調整するため扱いにくい。
いずれも単3電池6本を使用する。



各部位の比較

■箱 大きな画像で比較
SWIFT MAX-Z Falcon-X Agilely Glider

■前面 大きな画像で比較
SWIFT MAX-Z Falcon-X Agilely Glider
SWIFTとMAX-Zの外観はまったく同じ。
※Falcon-Xの形状が他と比べて細いのは、撮影角度によるもの。
また、SWIFTとMAX-Zはフロントガラスがビス留めされているのに対し、Falcon-XとAgilely Gliderはボンド付けになっている。ビス留めのためフロントガラスを取り外すことが可能だが、これが必要なことなのかは不明。

■前面内部 大きな画像で比較
SWIFT MAX-Z Falcon-X Agilely Glider
Falcon-Xのバッテリーは他3機より大きくこれが4機中もっとも重い原因と思われる。これに対し、Agilely GliderのバッテリーはSWIFTとMAX-Zと同サイズであるが、機体重量はFalcon-Xと同じ重さ。

■メインローター 大きな画像で比較
SWIFT MAX-Z Falcon-X Agilely Glider
SWIFTとMAX-Zのデザインはまったく同じだが、ローターに記載されている注意事項が、SWIFTは日本語、MAX-ZとFalcon-XとAgilely Gliderは英語になっている。気になる点として、メインローターの硬さ。墜落や衝突の際に衝撃を吸収する必要があると思うのだが、SWIFTとMAX-Zが一番柔らかく柔軟性がある。次いでFalcon-Xでそれなりの柔軟性。Agilely Gliderが一番硬い。
ただ、Agilely Gliderはステンレス製のスタビライザーを装備しており、こちらは逆に耐久性が高い気がする。

■メインローターの付け根 大きな画像で比較
SWIFT MAX-Z Falcon-X Agilely Glider
メインローターとスタビライザーを接続しているメガネレンチ型の部品が、SWIFTとMAX-ZとAgilely Gliderは左右両側に付いているのに対し、Falcon-Xは片側のみ。モデルにしたFalcon-X(青)以外に(黄色)(赤)を確認したが全て片側のみとなっていた。ただ、飛行には影響が無いように感じる。

■テールローターと垂直尾翼 大きな画像で比較
SWIFT MAX-Z Falcon-X Agilely Glider
テールローターの形状が のみ違うが動作に違いはないと思われる。
垂直尾翼の形状はいずれも同じだが、SWIFTとMAX-ZとFalcon-Xは穴が3つ、Agilely Gliderは穴が2つ。
機体のバランスにより上昇する際、後退してしまう機体があるらしく、MAX-Zのみこの事象が発生した。垂直尾翼を取り外したところ見事改善がみられた。
Falcon-Xのみテールローターの下にLEDが付いており、暗闇飛行に最も適している。

■電源スイッチと充電ケーブル受け口 大きな画像で比較
SWIFT MAX-Z Falcon-X Agilely Glider
SWIFTとMAX-Zの充電ケーブルの受け口は全く同じ。Falcon-Xは受け口が丸くなっている。Agilely GliderとSWIFTとMAX-Zの形状は似ているが微妙に異なっておりケーブルの流用はできない。
電源スイッチの位置は、SWIFTとMAX-ZとFalcon-Xは左側面、Agilely Gliderのみ右側面にある。
また、あまり重要ではないが、Falcon-Xにはメインローターに動力を伝えるギアの色が黒いものもある。

■背面 大きな画像で比較
SWIFT MAX-Z Falcon-X Agilely Glider
SWIFTとMAX-Zは足を固定するためにビスを合計8本使っているのに対し、Falcon-XとAgilely Gliderは4本。形状的にAgilely Gliderが一番スッキリ仕上がっている。

■付属品 大きな画像で比較
SWIFT MAX-Z Falcon-X Agilely Glider
Falcon-Xにはドライバーが付属していない。SWIFTとMAX-ZとAgilely Gliderにはプロポの電池を出し入れするために使うドライバーが付属、またSWIFTにのみメインローターを交換するために使うドライバーが付属している。
Agilely GliderのみメインローターがA・B(上下)それぞれ2枚づつ付属しており、残りはA・B1枚づつ、テールローターはSWIFTとMAX-Zは2枚、Falcon-XとAgilely Gliderは1枚付属している。



■操作感
●SWIFT
生まれて初めてのラジコンヘリであったが、5分x3回程度でほぼ自由な操縦が可能になった。後ろ重心ぎみで後退しながら上昇する機体があるらしいが、マブの機体は問題なく垂直上昇している。村田製作所の水平ジャイロを搭載しており、“訓練5分、あとはベテラン”の宣伝文句に違わぬ非常に安定した飛行。
他と比べてギミック的なオプションは少ないが、メンテナンスを考慮した付属品がしっかりしており、年齢を問わず購入後すぐに遊べるようになっている点は製品としての完成度の高さや気遣いを感じるが、同時に無駄多き日本らしさを髣髴とさせる。説明書も丁寧に書かれており、修理などのサポートもある。
まさに誰でも扱えるラジコンヘリと云える。ただ、値段は国内販売ということもあり他3機より高い。破損時の買い替えはそれなりの額になってしまうが、品質の安定性から考えるとそれも悪くない。

●MAX-Z
ただ今飛行テスト中。

●Falcon-X
SWIFTと比較し若干構造上の違いがあるが、操作性はSWIFTと同様に安定している。バッテリー出力が4機最も大きく、メインローターの回転力が強い。そのため他3機と比べて激突しても飛続けることが出来る。プロポの上昇/下降レバー(左レバー)にバネが入っていないため、一度高度を決めたら、あとは右レバーの操作のみで飛行できる。LEDが垂直尾翼の下にもついており、若干リアルなギミックになっている。しかもこのLEDは点灯/消灯をプロポでON/OFFできるので無駄な電力消費を抑えることができる。
残念なのはトリムの調整をするためにレバーから手を放さなければならない点が残念。そのために左レバーにバネが入っていないのかもしれないが、どうせなら左上ボタンがLEDスイッチ、右上にトリム調整ダイヤルという配置にしてほしかった。

また注意点として、力強い分、墜落・激突も力強いということ。その分破損する率が高くなる。5分x3回の飛行中、約5回墜落したのだが、メインローター1枚破損(交換により復旧)、メインシャフトのギヤのずれ(挿し直しで復旧。詳細は別ページにて。)、スタビライザー接続部分の破損(接続部品が行方不明のため現在捜索中)という結果となった。初心者のマブにはパワーを活かしきれない感がある。

操作が不慣れな場合は数台の消費を覚悟した方がよいのかもしれない。コストパフォーマンス的にはSWIFT2台分でFalcon-Xは3台買えるので、国産の粋をとるか、力強さをとるかといったところだろう。対象を入門ラジコンヘリとして初心者に限定した場合、バランスが取れているという点でSWIFTに軍配が上がるしかしFalcon-Xはコスト的に初心者、パワー的に操縦慣れをした人が楽しめると思う。

●Agilely Glider
4台中もっとも安価で買える。

骨組みは他3機と同じだが、スイッチが逆側にあったり、スタビライザーがステンレス製だったりと細部の仕様が異なる。ボディの裏側にLEDが仕込まれている。垂直尾翼下が点灯するFalcon-Xとの差別化を狙ったのかもしれないがちょっと目立たない。

バッテリーがSWIFTとMAX-Zと同サイズで、重量はFalcon-Xと同じであるため、飛行性能に不安を覚えたのだが、実際には軽々とした飛行だったのが印象的。硬めのメインローターが貢献しているのかもしれない。飛行性能、操作感も他に負けない。

サメのデザインで目にLEDが入っていて光る機体があり、いたずらっぽいデザインを少し気に入っているため、出会いがあれば購入してみたい。

最安値でこれだけの飛行ができるの以外れば十分買いだと思う。付属品もたくさんついているので、そのまま飛行を楽しむのもよし、部品取り用にしてもよし。